わたしの、ものさし

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新型コロナウイルスに関する対応方針:私案(2020.3.11)

 新型コロナウイルスの感染が世界で拡大している。ここまで拡大すると、拡大を防止する策は無理があるだろう。いろいろと活動が自粛され経済への影響も大きい。

 そこで、このフェーズに至っては、感染拡大防止のための自粛はやめてしまい、インフルエンザの対応と同様にするのが現実的で妥当ではないか。

 つまり、感染予防はしつつも風邪のような症状が出たら、まずは自宅で静養する。ここで70%程度は自己治癒するという話だ。症状がいつもの風邪よりも辛ければ、重い風邪かインフルエンザか溶連菌などの感染症かもしれないので病院で診察を受ける。この段階で検査ができればいい。

 さらに症状が悪化して、息苦しい、熱が下がらないなど重い場合でも効果のある薬はないので、病院に行く意味がない。しかし、人工呼吸器を装着するなど医療機器が必要な場合は、病院での治療が必要。急に悪化するときもあるようなので、経過観察に注意は必要だ。

 基本的に自宅静養で自己治癒する。医療機器がないと危ない場合だけ病院で治療する。軽症の人が病院の隔離施設を占有する必要はない。それをやると医療が崩壊する。医療設備は、重症者のみに充てる。このスタンスは、インフルエンザと同じで、違いは特効薬がないことだけだ。(特効薬がないことは重要ではあるが)

 インフルエンザにおいて健康な人でも重症化する場合はあるし、高齢者にリスクがあるのだから、言い方が適切でないかもしればいが、罹ってしまったら成り行きに任せ、困ったら病院に行く。もっといえば、運悪く死ぬときは死ぬのだ、くらいの態度でいるしかないだろう。

 思えば、たった150年ほど前までは、人類は流行病の前に無力で、ひとたびその地域、町で感染症が蔓延すれば、そのエリアは全滅したことは何度もあった。今現在が、人類史上とても恵まれているにすぎない。

  もちろん、予防は日常的に行うべきで、外国人の感染者の入国拒否や感染が蔓延している国や地域からの入国は制限すべきだ。

 このまま生活活動を自粛して経済を停滞させるリスクと健康リスクの重さに鑑みれば、どこかで割り切るしかない。