わたしの、ものさし

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新型コロナに対する認識の変換という選択肢

映画や小説のような世界が展開している。
世界的に新型コロナウイルスの感染が拡大し、新規感染者の増加の波が途絶えず、終息する気配がない。まさにパンデミック。映画や小説ではワクチン開発が成功して、危機を脱するか、世界の大部分が消滅することになる。

 

リアルな世界では、日本では第3波の中にある。
グラフの波を見ると、回を増すごとに大きくなっている。次の第4波は、1月から2月ごろで、1日最大5000人もあり得るのかもしれない。

日本での新型コロナ感染者の死亡率は約1.5%程度となっている。
100万人の患者がいれば、単純に1万5千人が死亡することになる。
季節性のインフルエンザの致死率は、新型コロナよりも低いとされているし、インフルエンザの抗ウイルス薬は存在するので、やはりインフルと同じ対応ではいけないのだろう。
しかし、経済活動が大事だとして、いろいろな政策が出ている。
おそらく限定的な効果しかない。世の中の認識として、新型コロナへの不安と恐怖が根本的にある。中途半端でしかも矛盾している。
今後、ワクチンや特効薬の開発が期待されているが、普通の風邪ですら特効薬がないので、劇的な薬ができるとは想像しがたい。
そこで、認識自体を根本的に変えてしまうということも考えられる。
つまり、新型コロナウイルスは「通常の風邪」と捉えて、以前のように何もなかったかのように暮らすことだ。
そして、罹患して、しんどくなれば(重症化すれば)病院に行く。
おそらく、インフルエンザでも普通の風邪でも、こじらせたり、疲労が激しいときなどは、持病との関係もあって今まで重症化し、あるいは亡くなった方も少なからずいるのではないかと思う。そのような現象がやや強いと捉える程度で、前のような生活をしてしまうというのも、アリなのではないか。

第4波で一日5000人の患者が発生すると、医療がもたないだろう。
そうすると、違う疾患の方への影響が大きい。
また、飲食を中心に経済的ダメージが大きいが、別の業種にも波及してくるだろう。要するに、一部の方だけでなく、社会、経済全体的に深刻なダメージが生じる。
ゆえに、一層のこと、普通の風邪と捉える認識の変換も、選択肢としてあるということだ。

それにしても、仮に1.5%の死亡率だとすれば、1000万人が感染すれば、15万人くらいが亡くなることになる。主には高齢の持病がある方々になるだろうが、流行り病での大量死は太古からある人類の歴史でもある。