一番じゃなきゃダメ、ということ。
以前、民主党の事業仕分けの中で、確か蓮舫さんが「一番じゃないとダメなんですか?」発言が物議を呼んだ記憶がある。まあ、一番じゃなきゃダメということはないけどねと思えるが。
で、オリンピックを見ていて感じるのは、一番じゃなきゃダメ。金メダル獲得、世界チャンピオンを目指して修練を積む、ということが大事だということ。意気込みの段階では「一番をとる」つもりで準備する。でないと2位も3位も取れない。
このことと、結果的に2位、3位になることは、それはそれで立派だし、認め、受け入れ、良しとするのは別の問題であること。
つまり、1番じゃなきゃダメと意気込み、勝負の結果は1番じゃなくても良い(仕方がない)ということ。
そこで、なぜ意気込みとして1番を目指すべきか。
これもオリンピックを見て感じるのは、そういう気迫で勝負することで醸しだされる表情や姿勢が美しいから。
これはきっとスポーツだけの話ではないし、個人や組織、国にも同じことが言える。ゆえに蓮舫さんの問いに対しては「一番じゃなきゃダメ(な気構えでいたい)」と答えたい。
私は、レスリングの吉田沙保里選手の試合ぶり、姿、表情は美しかったと思うし、結果銀メダルは堂々たるものだと思う。