わたしの、ものさし

私の見たこと、聴いたこと、感じたこと、を書いています

映画「X-ミッション」


映画『X-ミッション』特別映像

 映画「Xミッション」をDVDで観た。映画サイトのプレビューの評判は悪いが、私はこの映画好きです。

 映画に出てくる「オザキ8」(「フォースの噴出」、「空の誕生」、「大地の覚醒」、「荒れ狂う水」、「風の躍動」、「氷の生命」、「六命の極意」、「究極の信頼」)など、自然をベースにしたエクストリーム・スポーツの中での修練を経て得る心境と自然への畏敬の念といった世界観は好きです。

 そこで、犯罪に絡めずに「純粋に自然を相手に過酷な冒険に挑む物語」で良かったという点で、評価の悪さは理解できる。

 一方で、純粋にビッグウエイブサーフなどのシーンは、画像としてすごいし、美しい。 フリークライミング、サーフィン、スノーボード、スカイダイビング。アウトドアをかじる者として、あの迫力あるシーンには惹かれる。また、どんな行為であれ、どのように人と関わるにせよ、すべては個人が選んだ選択とするスタンスも共感できる。

 

 

台風の夜に、人身事故で電車が止まるって

  台風が接近中だし、さっさと帰ろうと思いきや、人身事故で電車が運転見合わせ。台風の影響ではなく、人身事故で電車が止まるか。腹が立つ。

 別路線の同僚たちはさっさと帰宅し、私はやむなく会社で待機している。

 人身事故とはおそらく自殺だろうか。死にたければ勝手にしねば良い。色々御託を並べて自殺はやめろ、だなんて言っても止まらない。最終的には本人の選択の問題だ。ただし、最後の最後で大勢の人に迷惑をかけるのはやめろ。自殺、特に電車関連がいけないとする一番わかりやすい理由は、人に無駄な迷惑がかかるからだ。

 たとえば電車が1時間止まったとする。利用者が2万人いれば、延べを奪うことになるのだ。約833日分(2年強)。生ける人々から合計2年強の時間を奪うのは罪深い。人から自由や時間を奪うことほど罪深いものは無い。

 

 先日、小説「カラフル」(森絵都・著)を読んだ。面白いと評判だったが、確かに3時間程度で一気読みできた。ネタバレになるので詳しくは書かないが、死んだ「僕」の魂が再チャレンジとして自殺したある少年の肉体を借りて再スタートする話。

 発想がなかなか面白い小説だった。

 確かに仮の姿、期間限定だと認識して、客観的に「役」として生きらればすごく楽だし、言いたいことを何でも言える。それはこの主人公だけでなく、そもそも、みんなが実はそうなのだということになるのだが。

 

 

カラフル (文春文庫)

カラフル (文春文庫)

 

 

「時をかける少女」で不覚にも涙。

 子どもと一緒にドラマ「時をかける少女」を観ていました。

 うだうだ書くのもアレなので、結論から言えば、最終話で私は泣きましたね。もう、あの手の話って弱いです。(一人で録画を観ました)

 

 お好み焼き屋の主人(高橋克実)のこと、翔平の母役(高畑淳子)のこと、翔平(菊池風磨)と未羽(黒島結菜)とのこと。

 

 相手を想うがゆえに、身を切る選択をする。いかにも涙を誘うドラマですが、製作者の意図にまんまとハマり、泣いてしまいました(笑)。

 

 高校時代って眩しいですね。ベタな表現ですが甘酸っぱい雰囲気に無限の未来への可能性が溢れている。ドラマの世界ですが、あんな高校時代を過ごせたら素敵だなと思います。

 

 ひとつ、突っ込みたいのは、最終話で、翔平のために一番最初のところに戻る。そうすると、せっかくお好み焼き屋の主人のことを解決したのにリセットされる。そこ、どうなのだろう。・・・・・・まあ、無粋な推測はやめておきましょう。

 


時をかける少女-恋を知らない君へ

 

 実は、身の回りに「未来人」っているかもしれません。

 

The Last Ship


ブルーレイ&DVD『ザ・ラストシップ<ファースト・シーズン>』トレーラー 2016年2月10日

 アメリカのTVドラマ「The Last Ship(ザ・ラスト・シップ)」が面白い。
 最近、ゾンビ、パンデミック、宇宙の3系統のよくあるうちのパンデミックものですが、駆逐艦イージス艦)に残された人々がウイルスの脅威に立ち向かう設定が自分の好みに合っています。
 最新鋭のイージス艦でも完全無敵ではなく、むしろ四苦八苦するあたりは、「宇宙戦艦ヤマト」を彷彿とさせるものがあります。絶滅の危機に瀕した人類を救うため、遥か彼方のイスカンダルへ戦艦1隻で進んでいくような。
 それにしても世界人口の半数以上が死亡する絶望的な状況の中でも、やはり人は欲望と利権のために争うものなのか。
 シーズン1を終えて、シーズン2を観ていますが、ウイルスが怖いというよりも人が怖くなってきています。

 TVドラマでこのクオリティって、アメリカってすごいと思いますね。

 

 

マンガを読まないのは、どれを読んだら良いのか分からないから。

 どっちかといえばテレビ好きで、ぐずぐずと見てしまうため、その分、テレビを見ないように心がけている。

 大河ドラマのほか、2016年の春シーズンは「トットてれび」(NHK)と「重版出来」(TBS)の2本。

 この「重版出来」は、コミック雑誌の編集者と漫画家たちの物語で、その業界の様子を描いたドラマが面白い。(面白いが視聴率が低調らしいが)

 

 私はマンガを読まない。

 マンガが嫌いなわけでもないし、文字だけの文学を読むべしという高尚さがあるわけでおない。単に、マンガを読む習慣がなく、どのマンガを読んだらいいのか分からない。また最近は何十巻と長編が多いので敷居が高く入りづらい。

 ただ、面白いマンガを読んでみたいと思う。マンガは日本が誇る文化。

 そういえば、ひとつマンガを持っている。宮下秀樹の「センゴク」で、「天正記」編だけもっている。この「センゴク」も面白い。秀吉の部将だった仙石秀久の出世を軸にして、戦国時代を描いている。今までの歴史物語とは違う解釈と描写を織り込んでいるのが新鮮で興味深い。

 このように、単なる娯楽の域を超えて、さまざまな分野に特化したマンガが登場していている。時代背景もあるが、趣味趣向の多様化がマンガ作品にも影響を与え、どんどん発展しているようだ。

 「重版出来」を見ると、マンガを読んでみたくなる。ドラマで描かれているように、漫画家や編集者が情熱を注ぎ作っているマンガに触れてみたいが、その作品が面白いのかがやはり分からない。(所要時間:8分)