わたしの、ものさし

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人生相談 「普通は嫌だ」 

読売新聞〔人生案内〕高校生男子「普通は嫌だ」

 

2016年8月30日  高校生の男子。「普通は嫌だ。将来は称賛と羨望のまなざしで見られるような存在になりたい」。そんな思いにとらわれています。 小さい頃から勉強も運動も得意で、中学受験をして、世間でいう名門中高一貫校に入学しました。学校でも人一倍できて、生徒会…(以下不明)

 

(わたしの回答)

※読売プレミアムに入ってないので、無料で表示されている部分だけに対する、ごく個人的な回答になります。

 今のところ順風満帆な人生を歩んでいるようですね。称賛と羨望のまなざしを受けるような存在になりたい、それを目指すことは素晴らしいことだと思います。ぜひ精進を続けてみてください。次のステージは、勉強も運動も抜きで、所属する組織やステータスに関係なく、称賛と羨望のまなざしを受けることにも挑戦したいですね。

 ただ「普通は嫌だ」とありますが、実は幸せって「普通」の中にあったりします。いろいろ経験すると感じますが、幸福は、普通じゃない高揚感とか、ハイテンション、派手な称賛のなかにはありません。それはパーティーに似ています。たまにのパーティーは楽しいですが、毎日パーティーだと数日間でうんざりするはずです。

 つまり、普通でない状態が続くと疲れてしまいますし、それらを継続させる中でそれなりの力(時間的、労力的、精神的、肉体的に)を使います。そのバランスが崩れると、称賛のために不幸な身に置いていることもあり得ます。

 普通でないことを目標とするのか、幸せを目標とするのか。「普通でない」ことは、幸せとイコールではないので、そこは気を付けてください。(所要時間:7分)