わたしの、ものさし

私の見たこと、聴いたこと、感じたこと、を書いています

香りのマナー

 たとえば、「L'OCCITANE(ロクシタン)」のハンドクリーム(ローズ)の香りは嫌いじゃない。だけど、他の人がつけていて同じ部屋にいると、匂いに参ってしまう。香りがきつすぎるのだ。香水も然り。

 通りすがりの人から仄かに香る程度でちょうど良い。ずっと香っていると、いわゆる生理的につらい。スメハラとはこういうことを言うのかと実感した。体温高めの私ならすぐに香りを飛ばせるが、体温低めの女性がつけた日には香りが長持ちで困る。

 匂いの好みは人ぞれぞれだけど、結果的に他人を不快にさせる香りの纏い方は、マナー違反、もっといえば暴力になるのだろう。

 個人的には人工的な香りほど苦手。洗濯洗剤、柔軟剤の香りが人気のようだが、私に言わせれば臭い。安い洗剤ほど臭いのだが、アメリカのダウニーの香りも苦手だ。ずっと嗅いでいると気分が悪くなり頭痛がしてくる。

 自然の匂いである体臭もくさいし気にはなる。男脂臭とか加齢臭とか。でも不思議と人工的な香りよりはダメージが少ない。

 思うに、香りの究極のマナーとかおしゃれとは、未加工の天然の香りなのだと思う。たとえば生け花からの香りとか、新しい畳(干し草)の香り。