わたしの、ものさし

私の見たこと、聴いたこと、感じたこと、を書いています

ホノルル空港での、喫煙所をめぐるちょっとした事件

 おそらく私のほかにも、このような体験をした方がいるだろうと想像します。

 どうしようもない喫煙者の、ホノルル空港でのちょっとした事件でございます。

 

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 数年前、家族でハワイのマウイ島へ行ったときのことです。日本から飛行機でホノルル空港に到着し、国際ターミナルから国内ターミナルに移動してハワイアン・エアラインに乗り換えです。

 日本からホノルルまで飛行機内は禁煙です。数時間のフライト後の私はタバコを吸いたくて、空港スタッフに喫煙所を訊きました。「その階段を下りてドアを出た外にある」と教えてもらい、その方向に突き進みました。

 今思えば迂闊だったのですが、私はいろいろなゲートを通り、外に出ました。目指す喫煙所はすぐに分かり、ハワイの晴れた空の下で一服しました。

 タバコは、やはり気候と空気の良い場所のほうが美味いのです。逆説的ですが、タバコは都会のごみごみしたところよりも、大自然の中で吸うべきです。東京よりも、ホノルルのゆったりした空気の中で吸うタバコは実に美味い。

 

 閑話休題

 さて、空港の中に戻ろうか。そのとき、ふとここは空港の外であることを認識しました。

 そう、パスポートを持たずに空港を出てしまった。空港内に喫煙所がないので、喫煙所にいるということは空港ではないということになります。確か国内線ターミナルに行くときに入国手続はしたのですが、とにかくセキュリティの都合でしょうか、パスポートやチケットなしに再入場できない出入口のようでした。(たぶん、画像2枚目のB付近の駐車場あたり)

 

 さて、家族を空港内に残し、のこのことパスポートを持たずに、うっかりと空港から出てしてしまったのです。しかも理由はタバコを吸うため。とにかく問題です。

 さっき通ったゲートは、入るときはパスポートチェックがありました。(テロ対策でしょうか)

 ゲートに行くと、これはまずいという感覚が体に充満します。アメリカはこういったセキュリティに厳しいところがあります。一瞬「日本大使館。邦人の保護」という言葉が頭によぎりました。

 

 拙い英語と身振り手振りで間違って出てしまったことを必死に説明しました。

 無駄な抵抗でも、今ある材料すべてを使って説明しなければなりません。パスポートはなかったのですが、ホノルル~マウイのチケットがあり、そこに記載されている私の名前と財布の中にあったクレジットカードの名前が一致していることを提示しました。

 「私」は、もうすぐ出発する便の搭乗者である「私」である。

 家族が中で待っている。私は行かなければならぬ。

 ・・・・・・しょうがないヤツだと思ったのでしょうか、通っていいよと許可を得て、事なきを得たのです。

 

 と、まあ、いざとなったら英語力というよりも、全力で訴えかけろ、という教訓話です。(いやいや、海外では迂闊な行動はNG。日本とは違うことを意識しましょう。)

 

 ※ハワイならオアフ島以外の島がおすすめです。

 ハワイは観光地の色が強いですが、特にオアフ島はそうです。マウイ島とハワイ島に行ったことがありますが、日本人の数も大分少なくなり、ロコ感が強くなりハワイの良さを堪能できます。