わたしの、ものさし

私の見たこと、聴いたこと、感じたこと、を書いています

空の旅のルーティーン その3

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旅の宿、特にホテルの部屋は乾燥しがち。

不快な湿度とカビを抑えるためか全館空調と換気システムが動いているためだろうか。

乾燥してると喉をやられる。そこで私は、乾燥しているホテルの部屋では、バスタブに熱い湯を張り、浴室のドアを開ける。湯船からの熱と湿気が部屋に広がり、暖房と加湿になるからだ。

 

冬の北海道のホテルの部屋でこれをやると、窓が結露して水滴がすごい。北海道くらいになると、室内と外との温度差が有り過ぎて、ペアガラスではなく二重窓でないとダメなんだろう。

 

北海道の粉雪でも人が踏み固めるとアイスバーンになる。地元の人たちは余裕でアイスバーンの上を歩き、たまに高校生らしき若い人が走っている。慣れなのだろうか、彼らはまったく滑らない。

―8

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旅先との気温差が10度を超えると、服装と体の切り替えが難しい。

北海道は、既に東京の真冬より寒く、例年より早く雪が降りだしている。荷物は増やしたくない一方で、旅先で寒い思いで過ごしたくない。そのバランスを考える。上下とも薄手の重ね着で対応することにした。羽田空港内では暑いくらい。

 

北日本は荒れた天気らしいが、飛行機が飛ぶ雲の上は、いつだって青い空が広がる。

暖かい季節、暖かい場所の方が好きだが、冬の北海道も悪くはない。

湿度があるせいか、気温の割に寒くは感じない。

 

滞在中のホテルで全国ネットのテレビをみると、東京の中継で「10度で寒い朝」とレポーターがコメントしていた。北海道からこの放送を見ると、すごい違和感。10度は北海道では暖かい。

 

さて、おそらく今年最大の仕事の山場。出張のミッションをこなしていこう。

デザイン

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出張。電車の移動はのんびりして好き。ボックスシートなら旅気分。

 

特急に乗りながら、ふと思った。

車内の内装はグレーの樹脂でなくて、木で仕上げられないだろうか。

樹脂よりも、木の色味でずっと車内に雰囲気が出るし、居住のデザイン性も高くなる。

コストやメンテナンス、耐久性の問題なのか分からないが、木質内装の電車は素敵だと思う。

 

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先日、飛騨高山へ。

同僚とスバルでのドライブ旅行となった。

高速を飛ばす同僚。さすがレガシーで安定性はあるけど、のんびりでいいじゃん。

 

高山界隈で木の工芸品店に入って物色。

良い汁椀が欲しい。

みそ汁が好きで、毎日飲む。その道具は良いほうがいい。

ケヤキ、サクラ、クルミ、ナラと材がいろいろあって、さんざん迷ったけど、落葉樹の硬い木であるケヤキに決めた。

薄いウレタン塗装で白木の椀の風合い。多く流通している椀とちがって厚みがあり、ずっしりとしている。

職人によるくり抜きの椀は、得も言われぬデザイン性がある。

食洗機では洗えないけど、丁寧に、長く使おう。

 

・・・家に帰ってよくみると、小田原の工房の製品だった。

 

 

 

 

絶景

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成り行きで同僚の実家を巡り、飛騨高山に来た。

男の二人のドライブ旅行。

高山ラーメン、焼きそば、とんちゃん。塩分高めながらも、岐阜B級グルメを美味しく食べ尽くす。

いくつか温泉につかる。

某ホテルの立ち寄り湯の露天からは、北アルプスが眺められた。

岐阜側から北アルプスを見るのは初めてで新鮮。

乗鞍岳穂高岳槍ヶ岳、笠岳が一望の絶景だった。

温度差

台風が関東に接近予測だったので、帰路の飛行機が欠航になるかも、と、ひそかにうっすらと出張延泊の不安と期待が混じりあっていたが、すんなり北海道を離陸して羽田空港に到着した。

で、東京は暑い!

北海道は、東京での冬並の気温だった。手持ちの全てを着込んで一泊二日の冬を過ごし、再び夏に戻るこの温度差が激しく凄い。機内でどんどん服を脱ぎ、東京に備える。

 

機内に高校の団体が乗り合わせ、機長が高校生にアナウンスする。

高度と気温の関係のレクチャーだ。

 

こちら機長です。

○○高校の皆さま、こんにちは。

高校生の皆さんは地学で習ったと思いますが、理論上、気温は100ごとに0.6度下がります。実際は色々な条件が絡みますが。

ただいま飛行機は高度11000メートルを飛んでいて、外気温は理論上、地上温度からマイナス66度。

地上は16度なので、飛行高度の外気温は50度。これは計器の数字と一致します。

 

はい、それ習ったし、登山する人なら知っている。

体験しながらの理論や知識って頭に残るから、高校生たちはきっと良い体験になったと思う。

 

東京に戻る。

北海道に比べれば空気は綺麗ではないし、なにかと消耗する街だけど、機内から夜の東京の上空を眺めると、平野に広がる街明かりが美しいと思った。