わたしの、ものさし

私の見たこと、聴いたこと、感じたこと、を書いています

空の旅のルーティーン その2

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2週連続の出張となる。

例のごとく出発2時間前に空港に到着。

ラウンジでトマトジュースとホットコーヒー。

先方へのお土産物は前回の倍にし、個人的にお世話になっている方の分は別に買う。

私の空弁の定番であるカツサンドイッチとシュウマイ弁当は封印し、さっぱりとした押し寿司にした。いずれにしても量が少なくて足りない。

機内で弁当を食べ出すと、気をきかせて乗務員さんがスープを持ってきていただけるのでありがたい。

今回は前回ほどシビアなミッションではないが、台風が来ているので帰りの便がどうなるやら。

北大地は、もう冬の気配を感じる。

空の旅のルーティーン

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出張で北海道へ。会社の施設に先の台風被害が発生し、その調査と復旧の段取りを行う。8月末からやり取りしているが、被害は大きいようだ。

仕事とは言え、北海道出張は大歓迎。

空の旅のルーティーン。

羽田空港には出発の2時間前に到着して、空港の雰囲気を味わうのが習慣。

被災して大変な訪問先へのささやかな東京の手土産を買う。

スケジュールがタイトで、北海道グルメを堪能できないため空弁を買う。

キラキラした美味しそうな弁当がたくさんあるが、私の定番はカツサンドイッチか崎陽軒のシュウマイ弁当。今回はシュウマイ弁当にした。

なぜかいつも定番に落ち着いてしまう。

買い物を済ますと、ゴールドカード提携のラウンジでトマトジュースとホットコーヒー。

静かに深呼吸して軽く瞑想する。

会社が用意してくれた座席はクラスJ。国内線なら充分贅沢。

機内で温かいスープを頼んで空弁を食べよう。

旭川の天気。

最高25度、最低10度、本日晴れ。

バーニー・サンダースのスピーチ

  アメリカ大統領選挙は、ヒラリーとトランプに絞られた。私はバーニー・サンダースに期待していた。

 外国、特にアメリカの政治家は、しばしば人の情感や心に訴えかける演説をする。日本ではあまり見られない光景で、羨ましく思う。スピーチ(演説)は大事で、その力で物事が変わることって多い。

 

本日は、お日柄もよく (徳間文庫)

本日は、お日柄もよく (徳間文庫)

 

 

 西洋の価値観は、正義とかモラルで、選挙では人の尊厳や権利まで踏み込む。歴史的に絶対王政から民衆革命を起こして民主主義を勝ち取った経緯は、その後の人々の中に遺伝子として息づいている。

 一方、日本は有史以来、王や天皇、幕府といった絶対的な「お上」があって、それに服従する価値観がいまだに根強い。身近なところではいわゆる村社会で、共同体で決めたルールや長が絶対であり常識。個人の権利よりも世間一般の利益が議論され、ルールから外れることはタブーとされてきた。ゆえに欧米での政治的なスピーチがされにくいのかもしれない。

 

 今回のアメリカ大統領選挙でも人の権利とか社会の正義が語られる。おそらくプロのライターがいるのかもしれないが、バーニー・サンダースのスピーチを聞いて、惹かれる人は日本でも少なくないと思う。

 


「正義とは」バーニー・サンダース 2016年 (日本語字幕)

 

 サンダースの主張の一つに、ごく少数の富裕層が多くの富を所有していることの不正義がある。私は、正当な労働や事業を行い、その結果として膨大な富を得ること、富が偏ることは公平だと考える。その結果は、相応の何かを人々や社会に提供し て発生したもの。

 ただ、それを独占しすぎるのは人や法人として美しくはないと思う。個人の資産として十分に蓄えつつ、個人的に使いきれない部分、剰余の剰 余は社会に還元する。それで多くの人に感謝されるならいいじゃないかと思う。貧富の差はあっても、結局は富めるものが自然と還元していくそんな世であれば 良いなと思う。

 

バーニー・サンダース自伝

バーニー・サンダース自伝

 

 

 街中の豪邸を見ると、高い壁に監視カメラが並ぶケースをよく見かける。豪邸に住む彼らは、何に警戒し何を恐れているの か。びくびくし緊張しながら広い家に住むことって幸せなのだろうか。地方の田舎のありふれた家で、そのコミュニティーが平穏で長閑なため、夜間も玄関のカギを閉めない暮らしの方が、人としての 幸福度が高い気さえする。

 

 

 

 

 

映画「X-ミッション」


映画『X-ミッション』特別映像

 映画「Xミッション」をDVDで観た。映画サイトのプレビューの評判は悪いが、私はこの映画好きです。

 映画に出てくる「オザキ8」(「フォースの噴出」、「空の誕生」、「大地の覚醒」、「荒れ狂う水」、「風の躍動」、「氷の生命」、「六命の極意」、「究極の信頼」)など、自然をベースにしたエクストリーム・スポーツの中での修練を経て得る心境と自然への畏敬の念といった世界観は好きです。

 そこで、犯罪に絡めずに「純粋に自然を相手に過酷な冒険に挑む物語」で良かったという点で、評価の悪さは理解できる。

 一方で、純粋にビッグウエイブサーフなどのシーンは、画像としてすごいし、美しい。 フリークライミング、サーフィン、スノーボード、スカイダイビング。アウトドアをかじる者として、あの迫力あるシーンには惹かれる。また、どんな行為であれ、どのように人と関わるにせよ、すべては個人が選んだ選択とするスタンスも共感できる。

 

 

台風の夜に、人身事故で電車が止まるって

  台風が接近中だし、さっさと帰ろうと思いきや、人身事故で電車が運転見合わせ。台風の影響ではなく、人身事故で電車が止まるか。腹が立つ。

 別路線の同僚たちはさっさと帰宅し、私はやむなく会社で待機している。

 人身事故とはおそらく自殺だろうか。死にたければ勝手にしねば良い。色々御託を並べて自殺はやめろ、だなんて言っても止まらない。最終的には本人の選択の問題だ。ただし、最後の最後で大勢の人に迷惑をかけるのはやめろ。自殺、特に電車関連がいけないとする一番わかりやすい理由は、人に無駄な迷惑がかかるからだ。

 たとえば電車が1時間止まったとする。利用者が2万人いれば、延べを奪うことになるのだ。約833日分(2年強)。生ける人々から合計2年強の時間を奪うのは罪深い。人から自由や時間を奪うことほど罪深いものは無い。

 

 先日、小説「カラフル」(森絵都・著)を読んだ。面白いと評判だったが、確かに3時間程度で一気読みできた。ネタバレになるので詳しくは書かないが、死んだ「僕」の魂が再チャレンジとして自殺したある少年の肉体を借りて再スタートする話。

 発想がなかなか面白い小説だった。

 確かに仮の姿、期間限定だと認識して、客観的に「役」として生きらればすごく楽だし、言いたいことを何でも言える。それはこの主人公だけでなく、そもそも、みんなが実はそうなのだということになるのだが。

 

 

カラフル (文春文庫)

カラフル (文春文庫)