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わたしの、ものさし

私の見たこと、聴いたこと、感じたこと、を書いています

旧ドゥニームと現行ドゥニームを比較。(66、66xx)

 ジーンズ好きの私は、最近、ドゥニームのジーンズに関心がある。ジーンズファンからすれば「今さらドゥニーム?」という声が聞こえてきそうだ。

 今さらというのも、ドゥニームは経営体制が何度か変わり、現在は昔の製品と大違いらしい。そして昔の製品に人気があった。

 

 ドゥニームが一世を風靡したのは1990年代から2000年代の初め、レプリカジーンズ全盛のころだ。ドゥニームの変遷として、経営母体がオリゾンティー、シンズ、そして現在はウィーゴと変わった。

 ファンの間では、シンズまでが「旧ドゥニーム」と呼ばれ、質や風合いが良かったとされる。ジーンズ界の神といわれる林さんが経営に関わっていたのがシンズまでらしい。(林氏は現在リゾルトというジーンズブランドを立ち上げている)

 一方、今のドゥニームは「現行ドゥニーム」といわれ、昔からのファンは手厳しい評価を下している。質が落ちた、別物になった、と。

 

 ヤフオクで旧ドゥニームの製品をいくつか購入した。もう製造販売されていない点で、すでにヴィンテージ扱いかもしれない。ヤフオクでは、状態が良ければドゥニームジーンズは古着としては高値で取引されている。このことからも旧ドゥニームの人気が窺い知れる。

 

 そこで、旧と現行の66と66xxを所有、着用しているので比較し、気づいた点をまとめてみた。

1.サイズ感

 まず、同じロットの同じサイズであっても、サイズ感が違う。生地が変わって収縮率などが変わったためだろうか。

 66と66xx両方に言えるが、旧より現行の方が若干大きいと思う。ワンサイズの差まではいかない。とにかく、旧のサイズ感は別として、ジーンズは試着して買うに限る。

 【ワンウォッシュはまだ縮む】

 なお、私の経験からすれば、メーカーの製造ラインで洗濯・乾燥されていて、もう縮まない状態とされる「ワンウォッシュ」は、購入後、乾燥機にかければもうひと縮することが多い。よって店頭でワンウォッシュを買い、その場で裾上げしない方が無難。(ちなみにドゥニームは何度でも裾上げに無料対応してくれるので素晴らしい)

 これは、どのブランドでも同じことが言える。

 

 2.シルエット

 これはサイズ感の相違と生地の相違に連動するかもしれない。噂によるとパターンは旧と同じものを引き継いでいるらしい。ただし、同じパターンでも生地が変われば縮み具合も変わるので、シルエットも連動して変わることが考えられる。現行は若干シルエットを変更したような気がする。今に合った、よりすっきりしたシルエットだと感じる。

 

 3.生地の質感

 旧ドゥニームのファンの多くは、現行の生地は質が落ちたという。確かに生地が違う。旧のものは表面のザラつき感が多い古く懐かしい感じのする生地(昔のリーバイスがそうだというわけではない)。糸番手が現行より少し太いのだろうか、その分、生地が柔らかい感じだ。色味は深く濃い。

 現行のはザラつきは少なく、張りがある。ツルっとした生地で質感が良くないとファンはいうが、生地に張り(硬さ)がある分、シワにエッジが立つ。シワの入り具合と色落ちが期待できる。感触は旧より現行の方が昔のリーバイスに近い気もする。

 生地の厚み(オンス)は、旧と現行で変更があったらしいが、厚みの違いはあまり感じられない。質感が変わったインパクトが強い。オンスが軽くなった(薄くなった)とされるが、66xxの生地は十分厚く重い。

 確かに、旧と現行は別物の素材のようだが、現行が劣るわけではない。文字通り別の物になっただけだ。結局、慣れ(旧の生地の既成概念)と好みの問題といえる。

 

4.バックポケット内のタグ

 旧と現行を比較すると、現行のタグは安っぽい。Tシャツにつくナイロンタグのようでポケット内でよれそうだ。この点は旧の方が美しいし質として優れていると思う。

 

5.バックポケットの赤タブ

 旧にはあって、現行にはない。タブもステッチもないので後ろ姿がさびしい。見た目、ファーストファッションのジーンズと変わらない。大人の事情があるのだろうが、赤タブくらいあってもよいと思う。

 

【まとめ】

 比較したが、比較は意味がないというのが私の結論。

 リーバイスは、時代とともに501の素材もデザイン、ディテールを変えてきた。それと同様で、どの時期のどのロットが好きかということだ。古ければ良いわけでもなく、新しいものが良いわけでもない。

 自分にとって好みのジーンズか否か、それだけだ。

 なお、66、66xxに関していえば、私は現行ドゥニームの方が好きだ。