ニオイ、特に人工的でケミカルなものは、暴力ですらあること
同僚の加齢臭が困る。
席が近いので、気になりだす気になって仕方がないし、職場に彼といる間は常にしんどい。独特の刺激臭が鼻につく。気のせいか、目や鼻もスースーと沁みる。おかげで花粉症の鼻づまりも解消されている。
本人の意図ではないので仕方がないが、身だしなみやマナーとしてはいかがなものか。そもそも彼の家族は、何も言わないのだろうか。
臭いは、その「場」の空気を文字通り支配するので、他人に与える影響は大きい。
見たくないものは見なければいいが、常に呼吸するから臭いはどうしようもない。
ふと、私は大丈夫だろうかと心配になり息子たちに確認したら、加齢臭は無いようだ。
臭いといえば、化学的な香りはすべて苦手だ。
洗剤やせっけん、シャンプーなどすべて無香料、天然素材のものを使っているので、その状態になれると、世間でよい香りとされる柔軟剤の臭いも、私にとっては「ひどい臭い」に過ぎない。とてもケミカルで人工的な臭い。
若いころ(というか好んで使っていたころ)は、アメリカの洗剤タイドがいい香りと思っていたが、今はもう無理。
洗濯で使った日には、家じゅうに臭いが漂い、気分が悪くなってしまった。
化学的なよい香りとされるものは、ある種、麻痺しているか、中毒になっているのだ。たぶん3か月ほど使わないと、その臭いのひどさがきっとわかるはずだ。
一方、香りがきつくても、天然系のものは大丈夫。たとえばアロマオイルなどの精油や天然素材のお香、サンタ・マリア・ノヴェッラのポプリは大好き。
体は素直で正直。自然なものは好き嫌いはあっても、具合が悪くはならない。
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