今と昔のインフルエンザ
毎年、子どもがインフルエンザに罹る。ワクチンは接種していない。ワクチンを接種しても罹るので、数年前からワクチン接種を止めてしまった。たとえ罹っても、抗インフルエンザ薬ですぐに熱は引いてしまい、症状は楽になる。
私が小学生の頃、インフルエンザという言葉は聞いていたが、身近で流行って学級閉鎖になった記憶がない。あっても、数年に一度だったように思う。ところが、今は、毎年子どもの学校でインフルエンザが流行り学級閉鎖がしばしば発生する。昔と今の流行り具合の差は、何なのだろう。
一番の原因は、生活上の行動範囲の広がりではないかと考えている。私が小学生のころは、日常の生活は町の中で完結していた。買い物は近所の商店街かスーパーで、電車に乗って映画を観に行ったりするのは、ちょっとしたイベントだった。
しかし、今は違う。子どもは親と一緒に数キロ離れたショッピングモールにも行くし、車でシネコンに行き、映画を観たりする。塾通いも一般的になり学区を超えた行動範囲と広くなった。その分、インフルエンザなどの感染症が拡大しやすくなったのではないか。