わたしの、ものさし

私の見たこと、聴いたこと、感じたこと、を書いています

カール

 明治製菓のカールが東日本で販売停止になるという発表以来、カールを見かける度に買っている。(昔からカレー味が好きだ)

 カールは発売から40数年。自分の人生とともにあった身近なお菓子。小さいころに食べたお菓子は強烈に刷り込まれるせいか、大人になっても選んでしまう。そのためか、お菓子といえば、「ポテトチップスの塩味」とか「かっぱえびせん」といった定番を好む。(流行の味や限定味には手が出ない)

 カールの東日本の販売停止を聞いて、確かに、ここずっとカールを買っていなかったな、と反省した。そういう人が多いから、販売縮小になった。商品は消費者の支持があって持続できる。商品は消費者が支え、滅ぼしもする。

 明治製菓にすれば、ふわふわで場所をとる100円のカールを製造販売するのは費用対効果からすれば分が悪い。今ヒットしている明治の「ザ・チョコレート」は嵩張らず、単価も高いので収益率が良いのだろう。カールの生産ラインをチョコレートにシフトするのは、経営戦略として当然だ。最近は少し高価でもそれに見合った質のものが選ばれる。そうであれば、スーパーリッチなカールを展開するのも手だが、私がアレコレ考えることではない。

 とにかく、幼いころからの定番のお菓子が買えなくなることは寂しい。

たとえば、一流パティシエが作る高価なケーキとカールのどちらが偉大かいう議論はナンセンスだが、あえてするとすれば、私はカールとしたい。なぜなら、国民的に広く認知されており、日本人ならおそらく一度は食べたことがある、あるいは少なくとも見たことがあるに違いない。より広く、多くの人に気軽に親しまれ、愛される商品こそ尊い

 今後、カールの二の舞を防ぐために、私の定番であるカルビーかっぱえびせんを定期的に買おうと思う。

 

明治 カールチーズあじ 64g×10袋

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明治 カールカレーあじ 66g

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