映画を見ながらのポップコーンは旨いけどね
年末年始の休みに「スターウォーズ・ローグワン」を観に映画館へ行った。
座席指定の場所に行くと、私の隣には、小学低学年くらいの子どもが大きな箱入りのポップコーンを食べていた。劇場窓口で販売しているものだ。
うわぁ、マジか。
ポップコーンを食べる音は小さいながらも気になりだすと鬱陶しい。子どもは遠慮しないから、食べ方もうるさい。
音だけではない。ポップコーンは匂いもする。その匂いは嫌いではないけど、自分が食べるのではないと、やはり映画に集中するうえでは妨げになる。
私は神経質で小さな男なのだろうか・・・それはさておき、至近距離でボリボリされれば、どうしても私の五感が感知してしまうのが正直なところ。
子どもの隣に座る父親は、ポップコーン・マターには無関心のようだ。当事者は、得てして認識がない。まあ、そのうち食べ終わるだろう。
さて、劇場内が暗くなり予告が始まった。
そんな中、隣に座る子どもの父親が、父親の隣に座る女性に対し何か言っている。
どうやら「映画が始まっているのだからスマホいじりは止めろ」ということらしい。
そうだよな、女よ、速やかにやめろ、と私も思う。
ところが、その女性の反論が始まった。
「いや、まだ映画は始まっていないじゃない」
しかしその父親も譲らない。「もう始まっているんですよ」
そのやりとりが数回繰り返された。たぶん半径3,4メートルは聞こえるくらいの声でだ。
うぁ、マジか。うるさい。まあ、すぐに収まるだろう。
映画館に来るなら、スマホの電源を切って映画の世界に没頭するくらいの気持ちでいてほしいので、私はその父親に賛成する。
されど。スマホは迷惑だが、あなたの子のポップコーンはどうなのだ。劇場公認ポップコーンとはいえ、ずっとボリボリは。
私に言わせれば、その方が迷惑だし問題だ。父親と女性の言い合いに割って入って、あんたらうるさい、そもそもポップコーンも迷惑だ!と言おうかと思ったが、そこはフォースの力で封印した。
結局、子どもは食べるスピードが遅いので、映画の半分あたりまでボリボリしていた。
私の結論としては、劇場窓口での飲食販売は止めてほしいと切に願う。