酉年の初詣
今週のお題「2017年にやりたいこと」
神社への初詣は、2日に近所の神社と贔屓にしている神社をはしごした。お寺へは、七草粥を食べて深川不動へ息子と一緒に行った。深川不動は、厄年のとき厄払いをお願いしたお寺で、子どもを連れて出かけるには門前仲町が丁度よいくらいの気持ちだった。考えてみると、今年、酉年の守護は不動明王だから、初詣に最適なお寺。
深川不動は、成田山新勝寺の東京別院。正月三が日を過ぎても門前には屋台がならび、参詣する人の行列が絶えない。新年になってしばらくの期間は護摩焚きが1時間おきにあって、待たずに参列することができた。
護摩焚きでの太鼓の力強い音がご利益ありそうだ。平安時代の比叡山の僧兵を思わせる屈強そうな僧が太鼓をたたく。バチが手から滑って客席に飛んだら大変だろうなと余計な心配をしているうちは、我ながら邪念が多い。お願いごとは、自分以外のこと、子どもたちの安全と健康とか、仕事で担当している部署の発展などをもろもろ祈った。
太鼓の振動には、悪いものを弾き飛ばすような勢いがあって、護摩焚き後は心身ともにすっきりした。小学生の子どもも、場の空気を感じたのか、神妙な顔で座っていた。もっとも、彼のお目当てはお詣り後の昼ごはん。
「初詣」は、年間に何度かお詣りするから「初」になる。初詣が、その年、最初で最後のお詣りにならないように、毎月は行けないにしても、せめて季節ごとに太鼓を聞きに行こう。