わたしの、ものさし

私の見たこと、聴いたこと、感じたこと、を書いています

身体に作用する、9対1の法則

これから書くことは、私の実感に過ぎない。だけど、この世に実感ほど確実なものは無いのかもしれない。

 

身体、主に体型とその成り立ちについて。

よくダイエットの話題を目にする。「太らない体のつくり方」「3週間で何キロやせる」などなど。

そこで思うに、方法に効果があるというより、その方法をやる過程で、どれだけ自分の痩せる姿を信じ込ませるか(思い込むか)、それで決まる。たぶん、身体や姿は、思い込み90%、遺伝とか資質の10%で出来ているのだと考えている。

 

私は痩せ型で体脂肪率8%。太ったことがないし、太らない。これから太る気もしないし、太った自分を想像すらできない。ベジタリアンでもないし、カロリーに気を配っているわけでもない。私の今の体型は「自分は太らない」との思い込みからできている。

上っ面の思いではなく、心の底から潜在意識まで浸透した静かで強い想い。これが大きく作用しているのではないか。

こう書くと精神論的、あるいはスピリチュアルっぽいが、自分に対する「当たり前で揺るがない想い」は、かなり身体に作用しているのだと思う。

 

実は、私は、もう少し太りたい。しかし、食べても食べても太ることはない。

「いくら食べても私は太れない」、そう思っているから。そう「太らない」より強い「太れない」のレベルで思い込んでいる。

一方、同僚は「俺はすぐに太るから~」と、昼休みにジョギングをし、昼飯をおにぎり1個にしている。それでも体重は変わらずか、油断すると太るらしい。

私は、ハイカロリーのランチを食べ、昼の運動はしない。それでも太らないのだ。

他の太った方を観察していると、食べる量は自分よりも少ない。そんな理解しがたい状況をたくさん見てきた。

 

昔から、太る人は水を飲んでも太ると言わらる。たぶんそれ的を得ている。

運動とか、食事という物理的な要因以外に、身体に大きく作用するものがある。それが「思い込み」だと私は考える。

 

であれば、「太る!」と思えば、私は希望どおり太れるかと言えば、そう甘くない。

「太る」状態が当然だ、という静かで強い思い込みでなければならない。先ほども書いたが、潜在意識に浸透しているくらいの思い込みでなければ作用しづらい。

でなければ、人は日々、思いの変化によって何キロもの体重増減を繰り返すだろう。

思い込みが形成されるには、実績、経験に裏打ちされた記憶の累積、目や耳から入った世間の常識とされる情報もインプットが必要で、「食べればすぐに太るんだ」という深い堆積物のような揺るがない想いが自然とできれば、私は太れるのだろう。

しかし、今までの人生経験で「私は太らない」という強い思い込みがあるので、頭で理解した程度の思いでは、打ち消されてしまう。

思い込みの更新は、人や場合によって容易なこともある思う。

 

ゆえに、幼いころ「甘いものを食べたら太るわよ!」とか「食べ過ぎると太るよ!」と、言い聞かされて育った方は、たぶん、太りやすいのだ。


同様に、お腹を下しやすい、便秘がちなど心理状態が反映しやすそうな消化器系なども思いの作用が強そうだし、一般的な病気、老化もかなり影響を受けていると思う。

もう歳だなと感じるから身体が老化する。老化がそう感じさせてるのではない。


こんな格言を聞いたことがある。

「歳をとったから遊ばなくなるのではなく、遊ばないから歳をとる」

 

そうだよねと納得できる。